私は暇な時間によくスカイプのチャットを利用していました。ある時気まぐれで参加したチャットに、とても自分好みの声の男性がいたのです。なので私はこの人のことが声や雰囲気だけで好きになってしまったのです。
チャットの相手がまさかの高校生
最初はいいお兄様なのかなと期待してスカイプコンタクトを送ったのですが、年齢を聞くとなんとまだ高校生でした。まさか年下とは少しも考えていなかったので、私はこの時複雑な気持ちになりました。
しかし、好きになったという事実は変えられませんでしたので、私は彼に積極的にアピールをするようになりました。私は普段はクールですが好きになった相手はとことん褒めたりデレたりする性格があります。なので個別通話の時やチャットの時はいつも甘いことを言っていました。
彼もまんざらでもなさそうでしたし、私の実家が彼の家まで1時間で行けるような近距離だったために仲良くなれるまでに時間はそうかかりませんでした。
そして私はある時恋人の関係になれたらどうだろうと聞いてみたのです。
しかし彼には既に好きな人がいるからと、2回ほど断られました。高校生なら性的なことをちらつかせたらなびくだろうと思ったのですが、慎重な彼にはそれは通用しませんでした。
しかし彼は私のことを友達や姉のような存在としてなら大好きでかけがえがないと言ってきました。なので私も割り切って、彼の姉を演じることにしたのです。
突然の恋愛相談のチャットの依頼
ある時、彼から恋愛相談のチャットをしたいと言ってきました。
彼は珍しくとても落ち込んだ様子で、自分と交際した人のことを話し始めました。彼が恋愛相談を持ちかけてくれるやや少し前まで、よく不眠の彼の会話相手などをしていたのでもうすっかり心から打ち解けて来たようでした。
なので彼も相談する気になったのでしょう。この時の恋愛相談が、私達の仲を大きく変える転換点になります。
彼は好きな人と付き合うことができたそうですが、すぐに相手に振られてしまったとのことでした。それも、相手は振ってからすぐに別の男子と付き合い始めていたのでその軽さにもショックを受けたと言っていました。
彼が自然に泣いてしまったようなので、私は彼を一人でそっとしておこうか悩みました。しかし彼は今は側にいてほしいと言っていたので、私はチャットで励ましの言葉をずっとかけていました。
「君を理解してくれるいい人もいつか現れるから気にするな、新しく好きな人を見つけた方がいい」と言ったところ、彼の返事は自分の好きな人はもうあなたに変わっているとのことでした。
私は何度か、彼が隠している性格を見抜いて悪い意味ではなく指摘したことがありました。毎日のように通話したりチャットをしているので、性格なんて実際に会ったことがある人のように手に取るように把握していました。
それを彼に言うと、これほど自分を理解してくれて、気にかけてくれる人は誰もいなかったと言ってきてくれました。彼は今まで誰にも理解されず、不登校寸前になるほど自分を追い込んでいました。
その姿が昔の自分の姿に少し似ていたので、私は彼を放って置けなくなったのです。真面目な彼が誰かによって潰されていくのは許せないと思いましたし、救いたい気持ちが強かったです。ここまで献身的になったのは久し振りで、私は本当に彼のことが好きなのだとこの時に再確認しました。
恋愛相談のチャットで二人は恋人同士の関係に
この恋愛相談のチャットがきっかけで、彼は私を姉のような恋人として認識するようになりました。彼は私が自分を嫌い離れていくのが悲しいから、そうならないように姉弟の関係でいようと考えていたらしいです。
恋人を作れば喧嘩もするし、不一致が続けばいずれ別れも来てしまいます。しかし姉弟の関係なら、万が一喧嘩をしてもすぐに仲直りできる筈だし何があってもずっと一緒にいられます。彼は恋人を失うことをとても恐れていました。
なので、私のことも姉であり恋人である存在として接しているのです。
最初は姉5割、恋人5割のつもりだったようですが、やり取りを続けるうちにもう恋人としか考えられないようになったようでした。私の方は、恋人の割合が高いですが弟としても少し彼を意識しているところがありました。
私達の関係は良好で、趣味もあうこともあってあまり喧嘩をすることもなく3ヶ月が経ちました。
私はその時に出張先から地元に帰ることになりました。なので、彼にもすぐに会いに行くことができます。彼とは初めてのデートでしたが、既に顔写真はお互いにたくさん交換していたので心配ありませんでした。
リアルで会った彼は、写真で見た通りの見た目でした。私は彼の高校生と大学生の中間のような見た目や、人付き合いが苦手そうな所、垢抜けない所が好きでした。彼も私の見た目が可愛くて、歳の差が5歳以上あるとは信じられないほど幼い感じがすると言っていました。
二人で最初に行ったのはカラオケです。お互いに歌うことが好きでしたので、4時間ほど部屋を取りました。しかし歌うことは殆どなく、お互いに頭を撫であったり膝枕をしあったりするのがメインでした。
彼はリアルでこれほど人に甘えたことがなかったので、とても満たされたような表情をしていました。今までに貰ったどの写真よりも、その顔は甘くデレたものでした。
二人で抱きしめ合っている時に彼から好きだと言われ、私達は正式に付き合うことができました。
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